プケコ
この鳥を見る度に
旅先で聞いたガイドさんの説明を思い出します。
飛べない鳥の楽園だったニュジーランド。
実はNZに行く前は、あの有名なキウイがその辺にウロウロ歩いているものと勝手に想像していました。
ところが実際は、キウイは大事に保護されていて限られた所で辛うじて見られる鳥でした。
このプケコは飛べるそうで、緑のある公園などでよく見られるようです。
でもプケコに瓜二つで、飛べない方の鳥タカヘは絶滅危惧種になってしまい、ほとんど見られないとのことです。
この島国に飛べない鳥の天敵が入り込んでしまった要因は人間でした。
娯楽の狩りで持ち込んだウサギが増え、増えすぎたウサギ駆除のために今度はイタチを連れてきたとか・・
また、有袋類ポッサムも暖かくてふかふかな毛皮のため人間にオーストラリアから連れてこられたとのこと。
普通、道路に動物が飛び出してきたら、とっさにブレーキを踏むと思いますが、NZではポッサムがいたらアクセルを踏んで轢くようにと言われるほどの害獣になってしまったそうです。
隣国では保護の対象となっているのに、一方では害獣として駆除されている・・・なんて!!
愛鳥週間になるとふとこの写真を思い出し、人間のエゴについて改めて考えさせられます。